ユーザーはコンテンツを見るためにサイトにやってきます。ページ数が少なければ、自分の探しているコンテンツをすぐに見つけれますが、ページ数が多い場合、探しているコンテンツの見つけやすさは、サイトの構造設計の良し悪しで決まります。サイトの構造設計は、ユーザーが必要な情報を簡単に探し出せるようにサイトの構成を考える工程です。
構造設計を考えるポイント
サイトの構造設計を考える時、「情報設計」と「構造設計」の2つの点から整理をします。「情報設計」とは情報を分類し、ユーザーへ情報をどう伝えたいかを考える工程。「構造設計」はサイト内でのユーザーの閲覧範囲を立体的に考える工程です。
まずここで重要なことは情報の分類方法です。通常のサイトでは、ページはカテゴリ単位で分けられます。カテゴリ分けする場合は、どのような切り口で分類するのかが重要になります。単純に情報の関連性だけを考えて分類するのではなく、ユーザーニーズに沿うようにする必要があります。そして情報の分類や分類名のラベリングなどは、サイト運営の目的が達成されるように考えなければいけません。そのためには、ユーザーが情報を見てどう感じるのかを意識する必要があります。
WEBサイトには様々なニーズを持ったユーザーが訪問します。それらニーズの違うユーザーに対して、必要な情報だけを見てもらうためにはどのようなサイト構造がいいのかを考えます。通常ユーザーはサイト内の数ページしか閲覧しません。その数ページの閲覧範囲を考える作業です。最終的にはサイトマップとナビゲーションを考えます。(詳細なナビゲーションは次のワイヤーフレームの段階で再考します。)
WEBサイトには、すぐにでも商品を購入したいユーザーや、どんな商品がいいのか選び方を知りたいユーザなど、様々なニーズを持った人がやってきます。このようにいろいろなニーズを持ったユーザーに対して、自分に必要な情報へいかにスムーズに誘導できるかを考えるのが構造設計です。各ユーザーにとって必要な情報を見せ、必要でない情報は見せないようなサイト構造を考えます。