WEBサイトの価値は、そのサイトにどんなコンテンツがあるかで決まります。ユーザーは自身の問題解決のために、サイトにあるコンテンツを読みに来ます。自社とユーザーとの接点がコンテンツであり、ユーザーとはコンテンツを通じて会話することになります。
コンテンツを企画する前に、どんなユーザーに何を伝えるのかを決めておく必要があります。ここが定まっていない場合は、まず戦略を固める必要があります。コンテンツ企画は、戦略で決まったことを具体化する工程なのです。
コンテンツ企画で重要な点は、以下の2点です。
1.ターゲットユーザーごとにコンテンツの内容を考える
2.すべてのユーザーに伝えるコンテンツを考える
戦略の段階でターゲットとなるユーザーが決まります。そのユーザーに対して訴える内容を考えていきます。ユーザーが求めている価値が違えば、訴える内容も違いますから、求める価値に応じてコンテンツを作成します。
また求めている価値が同じでも、商品に対する知識量が違えば伝える内容も違ってきます。知識量が少ないユーザーに対しても、迷うことなく商品選びができるようなガイドコンテンツも必要です。
ニーズごとに変えるコンテンツとは別に、すべてのユーザーに伝えるべきコンテンツがあります。それは他社と自社との違いです。つまり自社で買うべき理由、競合他社と比べた競争優位性を説明するコンテンツです。
多くの会社が似たようなコンテンツを作りがちですが、どこにでもあるようなコンテンツに意味はありません。必要なのは他社にはない自社の特徴なのです。
具体的にどのようなコンテンツを作るかを説明しますと、大きく3つの種類のコンテンツを考えていきます。
1.キラーコンテン
2.ガイドコンテンツ
3基本コンテンツ
コンテンツの中でも一番重要なコンテンツです。ここで自社が選ばれる理由を説明します。ユーザーはあなたのサイトだけを見ているわけではありません。数サイトを訪問し、その中から一番良さそうなサイトを選び、商品を購入します。競合他社と比べて、自社の何が優れているのか、ユーザー目線からみた「差別的優位点」を説明します。
多くのユーザーはぼんやりとしたニーズを抱えていますが、それを満たすにはどんな商品がいいのかをわかっていません。ガイドコンテンツはそんなユーザーを、最適な商品に誘導してあげるためのものです。商品に対するプロフェッショナルだからこそ書けるもので、これによりユーザーからの信頼を獲得し、またサイト自体のわかりやすさを演出するコンテンツでもあります。
上の2つのもの以外のコンテンツです。会社概要やサイトの利用ガイドなどになります。この基本コンテンツもユーザーからは閲覧されることが多いページで、内容は吟味する必要があります。